小学校の夏休みもいよいよ後半戦に突入。遊びに宿題にと忙しく過ごすお子さまも多いかと思いますが、長期休暇こそ、お家学習にどう取り組むか?がとても重要。
1学期の学習内容をおさらいすることで学力が確かなものになるほか、日ごろの学習に不安があるお子さまは、遅れを取り戻すチャンスにも!
毎日少しずつの積み重ねが、2学期の大きな差につながります。
小学生のドリルといえば「漢字ドリル」や「計算ドリル」など、学校での学習をサポートする作品がメインですが、特に夏休みには、「思考力」「読解力」といった、学力の根本を育てる「パズル」もおすすめ。
夏休みだからこそ取り組める、教科書とは少し離れたアプローチの学習で、学力の土台がググッと底上げされます!
また、「思考力」「読解力」の重要性は、この数年で大きく変わってきている進学選考の状況を見れば明らか。
大学入試では、定員の半数が推薦で入学するようになり、「大学入学共通テスト」ではどの科目でも長文を読ませ、考えさせる問題が増えました。
つまり今、最重視されているのは、「自分のことばで自分の考えをわかりやすく表現する力」。そのために必要なのが「思考力」「読解力」なのです。
こういった力は、短期間ではなかなかつかないもの。
小学生のうちに、楽しく、自然に、しっかりと力をつけたいから…そんな希望にぴったりのシリーズを紹介します!
まずおすすめしたいのは、国語教育で定評のある麻布中学・高校国語科教諭、中島克治先生のドリル。
・『本物の国語力をつけることばパズル』
・『本物の読解力をつけることばパズル』
と2種ありますが、全ての教科の土台となる「国語力」「読解力」をつけるパズルです。
それぞれ入門編・初級編・中級編の全3冊。
お子さまの興味や進度に合わせて選べるように、あえて学年別にはせず、ことばの力が自然につくように、取り組みやすい問題から順に並べています。
「入門編」は入学前後から、「初級編」は低学年、「中級編」は中学年を目安にしていますが、お子さまの興味に合わせて、どこから始めても問題ありません。
全ての漢字にふりがな付き、シンプルなデザイン、かわいいイラスト、級ごとの認定証など、「お勉強」ではなく、楽しく学べるように工夫してあります。
『本物の国語力をつけることばパズル』は、まずは語彙を増やすことを目的にしています。
オノマトペや気持ちのことばを中心に、身近なことばを理解し使いこなせるように、無理なくステップアップできる構成です。
ことば遊びで感性を磨き、自分の考えを自分のことばで書くことまでできるようになります。
『本物の読解力をつけることばパズル』は、「読解力」をつけることを目的としたパズルです。
読解文を読むために必要な身近なことば、背景や動作、感情などを表すことばをパズル形式で学べます。
図表や資料を読み取る問題も収録しており、昨今の中学入試問題にも対応。
相手の気持ちを察し、ことばを通じて伝え合う力が身につきます!
続いてのおすすめは、無試験先着順にもかかわらず、卒業生のほとんどが難関中学に進学する「宮本算数教室」の教材。
『算数と国語を同時に伸ばすパズル』です。
「学校で習うのは、単純な計算や文章題ばかりでつまらない…」そんなお子さんにぴったりのドリル。
プレ・入門編・初級編・中級編・上級編・分数編と、レベル別の幅広いラインナップも魅力で、楽しいパズルを通じて、国語力と計算力、思考力が身につきます。
各ページの表には推理パズルを、裏には数字パズルを掲載。
推理パズルは一見簡単ですが、文章をきちんと読み、情報を整理しないと解けない問題で、クイズを解くような手応えがあります。数字パズルは、「入門編」では数の概念がつく「数字ブロック」を、「初級編」「中級編」「上級編」では「たしざんパズル」を、「分数編」では「かけ算パズル」を掲載。
パズルを楽しみながら、いつの間にか計算力が身につく!
1枚で算数と国語の力を同時に伸ばすことのできる画期的なドリルです。
以上、紹介したパズルは一枚ずつ切り離せるようになっているので、「今日はこの1枚をやってね」でOK。
忙しく過ごすお子さまでも無理なく続けられる仕様です。
どのパズルも、級を終えるごとに賞状がありますので、夏休み中の目標も立てやすい!
しっかり取り組めた際には、お子さまの名前を書き、たくさん褒めてあげてください。
少しの声がけが大きな励みになり、学びに向かう力となります。
お子さまの興味や適正に沿った「思考力」と「読解力」を伸ばすドリル。
「夏休みに学力の底上げを狙いたい」「勉強嫌いの子が楽しく学べる教材がほしい」と思ったら、ぜひ手にとってみてください!